女性にやさしい「ウェットなグリーン」系

湿気を帯びた青い香りがベースとなるエッセンシャルオイル。
それぞれの個性ある香りは、ブレンドで生き生きします。

主な作用:鎮痛・緩和鎮静・抗鬱・ホルモン調整
※妊娠・授乳中は使用を避ける

マージョラムスウィート(マヨラナ) Origanum majorana
どこか軽くほのかに甘酸っぱく優しさが漂うグリーンの香り。
一人で頑張って、肩も心もガチガチに張って、
知らずに辛い顔をしているときの慰めになりそう。
ブレンドでは、「香ばしい甘み」が立ち重宝なオイル。

パルマローザCymbopogon martini var motia
明るく、心踊るような瑞々しいシトラスフローラル。
調和が取れて美しい、輸入雑貨屋の綺麗なボンボンみたいな夢見心地の香り。
こどものように、純粋にわくわくと楽しい気分になりたいときにお勧め。

ゼラニウムローズブルボンPalargonium graveolens
透明でむせかえるようなシトラスグリーン。梅雨の紫陽花をイメージさせる匂い。
女性である自分を置き忘れて心が乾いているようなとき、この香り独特の湿気が、妙にしっくりとなじむ気がします。

フェンネルスウィート(ウイキョウ) Foeniculum vulgare
やさしい陽の光を感じるグリーンの香り。心もとなさを柔らかくしっかり抱き包んでくれる感じ。
ママの腕のような、日干ししたブランケットのような大らかな匂いで、随分楽な気持ちになれるかも。

クラリセージ(オニサルビア) Salvia sclarea
「奥深いウッディグリーン」などといわれておりますが、日本人ならどこかで嗅いだことがある、
そう「パウダリーな赤紫蘇!(としか思えない)」。
「使用後車の運転をしてはいけません」といわれるほど眠気を誘われるオイル。
「とりあえず寝れば」というくらい神経を張り詰めて上手く休めなくなっているような時にお勧めかも。

女性のミカタ「濃厚オリエンタル」系

花の香りの奥に、植物の濃厚なホルモン臭が混じり好みが分かれるエッセンシャルオイル。
欧米人は「オリエンタルのセクシーな香り」と捉え、アジア好きの日本人にも好評。
しかし、動物っ気を消し去り精進が過ぎてバランスを崩しているような人にこそ、
隠し味程度に試してみることをおすすめ。

主な作用:皮脂調整・鎮痛・緩和鎮静・抗鬱・ホルモン調整・子宮強壮・催淫
※妊娠・授乳中は使用を避ける

イランイラン Canaga odorata
温かい人肌の香りをベースに、芳しいお酒のような時を経た上質な発酵物の香りと、若い花の香りが複雑に混じり合い、
奥行きのあるめまいがするような調和が作りだされている。
陶酔と官能、温かい弛緩を呼び起こす匂い。オリエンタルノートの香水に良く使われるオイル。
イランイラン1:その他の精油16~くらいでブレンドすれば「こっくりとした甘さ」を足すのにちょうど良い。

ジャスミン(ソケイ/素馨) Jusminum officinale
イランイランの濃厚な女っ気を抑え、男性性と女性性をちょうどバランスした感じ。
ぶれた軸を緩やかに戻したいときに良いかも。
イランイランと同様隠し味に良いので、3%inホホバをお勧めします(濃厚な花の香りに浸りたい人は100%pureで)。

ヤロウブルー(ミルフォイル/セイヨウノコギリソウ) Achillea millefolium
インクブルー。高地の薄霧のような軽いスモーキーチョコレート臭。
カモミールジャーマンを女性化したような匂い。さらっと柔らかいものに包まれて癒されるようなトーン。
自分を守り切れず弱ってうずくまりたい気分の時などにお勧めかも。
イランイランやジャスミン同様、いつまでも拡散する香りなので、微量の使用をお勧めします。


フレッシュ「シトラス」系 虫よけハーブ「レモン風味」系
キリッと「すっきり薬草」系 穏やかに「しみる薬草」系
アロマの定番「ラベンダー」 薫り高い「お花」系
ヨードチンキ的「薬草&樹脂」系 芯から落ち着く「樹木」系


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